33歳にして人生初の胃カメラを飲むことになりました。理由としては
- お腹が張っている
- 食後の胸やけがひどい
- お酒で体を壊していないか
といったところ。お腹の張りは胃下垂や内臓脂肪かなーくらいに思っていますが、胸やけの方ははっきりと症状が出ていて、食後に喉の違和感、食道のあたりに粘液のようなものが上がってきてる感じが数時間続いたりすることもしばしば。
ネットで調べてみると、近い症状のもので”逆流性食道炎”というものが出てきました。この逆流性食道炎は胃液などが食道まで逆流し、食道が炎症を起こすという病気です。主な症状は胸やけ・胃もたれ、のどの違和感、お腹が張る、などなど。そうか、このお腹の張りは中年太りへの第一歩ではなく病気だったのか。病気なら仕方ない!
と、素人判断でぬか喜びをするのも危ないので、ちゃんと病院で検査してもらうことに。検査方法は胃カメラ。その名の通り、胃の中にカメラを入れて中を観察します。想像しただけで怖い。
検査までの準備
僕が行った病院で聞いた話をします。
- 予約は前日までにしておけばOK
- 検査日前後は食事・運動制限がある
- カメラを口から入れるか鼻から入れるか選べる
- 口から入れる場合は鎮静剤を使用
- 鎮静剤が抜けるまで検査後1時間は病院で待機
- 予算は4,000円~7,000円くらい
- ついでにピロリ菌の有無もみてくれる
カメラを鼻から入れる方は嘔吐反応(オエってなるやつ)が起きにくく、鎮静剤が必要ないので検査後すぐに仕事、車の運転ができるのがメリット。鎮静剤を使うと検査後も眠気やふらふら感が残るようで、自転車の運転さえ危ないそう。
食事に関しては、検査を午前中に受ける場合は前日夜8時までに食事を済ませ、当日の朝食は抜く。夕方から検査を受ける場合は軽めに朝食をとり、昼食は抜くとのこと。それ以降も水やお茶、スポーツドリンク、ブラックコーヒーは検査直前まで飲んでいいそうです。検査する病院によっては食事時間や飲んでいいものが変わってきますので、事前に確認しておきましょう。
ちなみに前日夜の食事制限はありませんでした。こちらも病院によって違ったりするので胃カメラされる方は事前に確認しておきましょう。
胃カメラ前日の夕食。半額生ビール150円美味しい。
検査当日
いよいよ当日です、病院の受付に胃カメラ同意書を提出し、名前を呼ばれたら奥の処置室へ。
- ベッドに座る
- 喉に表面麻酔をスプレーされる
- 腕に留置針を入れられる
- ベッドに横たわり適切な姿勢を取る
- 口にカメラを通す型のようなものを噛ませられる
- 留置針から鎮静剤を注入される
- 気付けば終了
喉にカメラが当たっても嘔吐反応を起こさないよう、粘膜の表面に麻酔をスプレーします。これがまた苦い。麻酔が効いてくると喉に違和感が生まれ、唾液を飲み込みづらくなります。鎮静剤は注入されるとわずか10秒~15秒くらいで意識が朦朧とし、気付いたら検査は終わっていました。ほんとうにあっという間。
後で聞いた話、胃カメラの最中にまあまあ暴れてしまったそうで、途中から鎮静剤を追加したとのこと。確かに喉が気持ち悪くて抵抗する夢のようなものを見た記憶がうっすらとあります。ごめんなさい。
喉の麻酔と鎮静剤が抜けるまで病院のベッド、またはソファーで待機。検査後は鎮静剤のせいでちょっとふわふわします。水をむせずに飲めるようになれば食事OK。1時間後には普通に水が飲めるようになったので会計を済ませ、処方箋を受け取り終了。胃カメラ後の食事制限はないとのことでしたが、できればアルコールを控え、やわらかく消化の良いものを食べるようにとのことでした。
胃カメラ帰りにトリプルコンボステーキセット225g。右からハラミ、ミスジ、ヘレ。
検査結果
検査の結果、逆流性食道炎でした。写真を見せてもらったけども、素人目にわかるくらい食道と胃の境目が真っ赤にただれてて痛そうでした。きっと仕事のストレスが原因なんだろう、と思い聞いてみると「単純に胃液が逆流しやすい胃の形をしていますね」とのこと。まさかの「胃の形が悪い」。胃の形なんてどう治しようもないし、炎症が治まったとしてもまた再発してしまうのでは…?
ちなみに治療は処方箋での投薬のみ(初回はとりあえず2週間分)。ただし処方された薬は胃液の分泌を抑制するだけのもので、炎症や症状そのものを治療するわけではなく、根本的に治すためには
- 食べた後すぐ横にならない
- 脂っこいものを控える
- 姿勢をよくする
- お腹を圧迫するような動きをしない
といった心がけが必要とのことでした。ズボンのベルトでお腹を締め付けるも良くないらしいのでサスペンダーを購入。
とりあえず大きな病気はなくてよかったけども、しばらくは食べ物や普段の姿勢など、生活の見直しが必要みたいです。あとピロリ菌はいませんでした。よかったよかった。