私は重度のアナログレコード・CDコレクターだったので配信音源のことを良く思わず、全ての音源はちゃんとCDでリリースして欲しいと思っていた時期がありました。手元に物がないとコレクションに加わった気がしなかったんですよね。
しかし最近はそこも割り切っていて形のない「データファイル」に対してもコレクション感を持てるようになったので、あまり気にせず配信音源を購入するようになりました。もともと20年前よりネット掲示板に落ちていたネットラップ音源を蒐集するクセがあったので、実はそんなに抵抗がなかったのかもしれません。
前置きはここまでにしまして。今後の音楽の「形」がどう変わろうと、このまま人生を通して掘り続けるということは決めてますが、今みたいに「なんでも聞く」という状態だとキリもないし雑すぎる気がしてきたので、ある程度「なんでも聞く」は残しつつも、蒐集の方向性を1つ設けることにしました。
それは「7インチアナログレコード」をコレクションすること。やっぱり好きなんですよね、ドーナツ盤。ゆくゆくは7インチを百枚くらい持ち歩いてDJして行けたらいいな〜という気持ちです。
というわけで早速、日本橋のレコ屋巡りをしてきました。
1. サウンドパック本店
一軒目はサウンドパック本店。1FがCD売り場で2Fがレコード売り場になります。7インチも充実していて漁り甲斐があります。7インチの相場は300円~と言ったところ。
2. MINT Record 本店
昔はよく通ってたMINT Record。ここで買い物をすると1000円以上の会計で使える100円割引券が貰えます。7インチは300円~という相場。
3. サウンドパック日本橋四丁目
3軒目はサウンドパック日本橋四丁目店。特価箱の7インチは1枚300円。5枚で1000円とお得になりますが欲しいものが5枚もなかったので2枚だけ購入。7インチが充実しているのは嬉しい。
4. Disc J.J. – 休業
昔よくCDとレコードを購入していたDISC J.J.、本日は休業していました。平日ならまだしも土曜に休みとは、何かあったのでしょうか。
5. Mint Record 2(セカンド)
MINT Recordの2店舗目。こちらの7インチは「値札の付いていないものは300円」みたいな感じでした。店内はCDやレコードで溢れかえっており通路が狭くなっています。
と、いうわけで購入したものはこちら。
- 山本達彦 / 夢より苦しく
- 山本達彦 / LAST GOOD-BYE
- 菊池桃子 / Broken Sunset
- 稲垣潤一 / 1ダースの言い訳
- 南佳孝 / SLOW DANCE
- 荒木一郎 / マックス・ア・ゴーゴー いとしのマックス
- サザンオールスターズ / Bye Bye My Love
- 岩崎宏美 / センチメンタル
- 野口五郎 / さすらい気分
- 野口五郎 / 季節風
- 上田正樹 / 悲しい色やね
1枚300円、合計11枚で3300円。どこも7インチが基本300円だったのは、まあお店同士が近いとどうしてもそうなっちゃいますよね。レコードブームが来てからというものの都市部では100円の餌箱がすっかり減ってしまった印象です。ここからは1曲ずつ紹介していきます。
山本達彦 / LAST GOOD-BYE
調べててちょっとびっくりしたんですけどこの7インチ、去年CDで再発してるんですね。
厳密に言えば再発ではないのですが、MEG-CDというオンデマンドで受注生産するサービスがあってそのラインナップに入っているようです。現在はビクターが「LABEL ON DEMAND」という名称で運営しているとのこと。
関連リンク:LABEL ON DEMAND
稲垣潤一 / 1ダースの言い訳
1枚は持っておきたい稲垣潤一の林哲司作曲によるヒットナンバー。
荒木一郎 / マックス・ア・ゴーゴー いとしのマックス
狙ってた1枚がこんなにあっさり手に入るとは思いませんでした。まさかの一軒目のレコ屋で遭遇。DLが現場に持ち込んでいた7インチのうちの一枚。
野口五郎 / さすらい気分
野口五郎の7インチ、どの店舗でもごろごろ落ちてましたがとりあえず好きな曲をピックアップ。
上田正樹 / 悲しい色やね
言わずと知れた大阪ベイブルース。
やはり曲を物で所有できるという楽しみを改めて感じることができたので、今後もフィジカルを追っていこうと思います。