TSUTAYA京橋店が閉店しました

2022年1月26日、また一つ音楽史が終わりを告げた。TSUTAYA京橋店の閉店だ。

書籍とCD・DVD販売、そしてレンタルを稼業にしていたTSUTAYA、どこの地方に行ってもこの店の看板は目にするそんなTSUTAYA、この分野においても最たる全国展開をしていたあのTSUTAYAがここ10年で顔色を変えていた。

僕が大学生の頃(2005年くらい?)にはCD販売には見切りをつけてレンタル事業に力を入れていたように思う。販売においてはタワレコやHMVには敵わない、しかし書籍販売とレンタルにおいては敵なしだった。

そのレンタル事業にすら怪しい影が落ちた。インターネット普及による、スマートフォン普及による、さらにサブスクリプションの普及だ。レンタルはとても安い、当日もしくは翌日返却であれば新作のCDアルバム3,000円も300円程度で借りることができる、DVD化したばかりの作品も300円で鑑賞できる。実際にCDやDVDを買う経済力がない世帯にも大きく貢献できていたのだ。

それがどうだろう、今や音楽は毎月1,000円ちょっとも払えば最新の曲も聴き放題、映画などの映像コンテンツは1,500円も払えば毎月見放題だ。貸出・返却のために来店が必要という物理的なデメリットに対しレンタルに見出すメリットが何一つもない状態になってしまった。CDが売れない時代と言われた、ついに借りられることすらない時代になった。それでなおかつアーティストたちの活動が配信やサブスクリプションで成り立つようになってしまった。そうなると仲介業者という立場のレンタルショップの立場に、目も当てられなくなってしまうのは明白だ。

いつかこんな日が来るだろうと思っていたけれども、いざ目の前にすると寂しいなって。アタリかハズレかわからない音源を身銭を切って漁り続けるDigの精神、それが今や月額定額制でノーリスクでいくらでも漁ることができる。大多数の人にとってはいい時代になったんだと思うし、発信する側からも見つけてもらいやすくなりありがたい世界になったんだと思う。常時世界の正解は正しい方へと寄り添っていく。

鶴橋店の閉店セール中の某日、その日から全てのレンタル落ちCD・DVDがすべて110円(税込)になった。そこで掘り起こしたCDをピックアップして紹介していこうと思う。

二日間を費やして100枚以上掘り起こした。

ファンク、ソウルの定番。Sly & the Family Stoneの名盤がいい感じに落ちてた。

J-Popコーナーでは大森靖子、星野源もゲット。宇多田ヒカルのFantomeも嬉しい。

宇多田ヒカル – 忘却 featuring KOHH
KOHHをフィーチャーしたこの「忘却」は最高

ずっと気になってたWONK、雨のパレードも良い量を掘り起こせた。パスピエの未所持の盤もここで回収。

雨のパレード – 惑星STRaNdING (ft.Dos Monos) (Official Music Video)
雨のパレードはDos Monosとやってるこの曲が恐ろしく良い。

アニソンはこちら。最近アニメを見てるフルバ2nd seasonのOP、大塚愛「Chime」

大塚 愛 ai otsuka / Chime(TVアニメ フルーツバスケット 第2クール OPテーマ)
フルバは永遠さ。

キルラキル、カウボーイビバップ、FF6、ろんぐらいだぁす!のサントラ。

Jay-Zの4:44、EminemのKamikaze、石野卓球。そしてずっと欲しかったMONDO GROSSO。こちらにはBIG-Oのラストバースが収録されています。

MONDO GROSSO / One Temperature

他にも色々手に入れたけど紹介しきれないのでこの辺で。TSUTAYA鶴橋店殿、お疲れ様でした、今までありがとうございました。

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